BtoB Marketing Blog

BtoBマーケティング

BtoB Marketing Blog では、BtoBマーケティングを極めるためにSaaSのマーケティング担当として活動している中で得られた知見をアウトプットするブログです。

促したい態度変容から逆算して、ターゲット、チャネル、コンテンツを一体で考えることを重視してマーケティング施策を企画・実行しているので、それぞれの要素ごとに施策の内容や成果、改善点などを投稿しています。

BtoB Marketing Blog で「ターゲット」とは、自社商材を通じて課題解決や事業貢献を実現できる「企業(アカウント)」と、その組織内で導入検討や意思決定に関与する「個人(ペルソナ)」の2軸で構造化した顧客像のことをいいます。

BtoCと異なり、BtoBでは購買プロセスに複数の関与者が存在し、合理的な投資対効果が求められる点が特徴です。

そのため、業種や企業規模、直面している経営課題などの「企業属性」を見極めた上で、情報収集を行う実務担当者、承認する部門責任者、最終決裁を下す経営陣といった「立場ごとの役割や関心事」まで具体的に定義することで、精度の高いチャネル選定やコンテンツ制作が可能になります。

また、「チャネル」とは、ターゲット企業や検討関与者との「顧客接点」および「価値伝達・関係構築の経路」のことをいいます。
具体的には、オウンドメディアやWEB広告、SNS、オンラインセミナーといった「デジタルチャネル」と、展示会、オフラインセミナーなどの「リアルチャネル」に分けられます。

BtoBでは検討期間が長く関与者が複数に及ぶため、単なるリード獲得の手段にとどまらず、認知から興味関心の喚起、信頼醸成、商談創出に至る購買プロセスの各段階に応じた適切なチャネルの組み合わせ(マルチチャネル連携)と、各接点を通じた継続的なコミュニケーションの設計が重視されます。

さらに、「コンテンツ」とは、ターゲット企業の課題解決を支援し、「購買意思決定や社内合意形成を前進させるために提供されるすべての有益な情報」のことをいいます。

単なる認知獲得や興味喚起にとどまらず、複雑な検討プロセスにおいて「現場担当者の検討材料」や「決裁者を納得させる定量的根拠(ROIや導入効果)」として機能する点が特徴です。商品・サービスの機能だけでなく、顧客の検討フェーズや関与者の役割に応じた最適な情報を適切な形式で届けることで、信頼関係を築き、商談創出や受注につなげます。

最後に、「態度変容」とは、ターゲット企業の見込顧客(リード)が、チャネルを通じたコンテンツによって「無関心」から「課題の認識」「解決策の検討」「導入への合意形成」へと心理・行動な状態を段階的に前進させることをいいます。

個人の感情で購入が決まりやすいBtoCとは異なり、BtoBでは「合理的根拠」「費用対効果」「社内説得のしやすさ」が重視されます。そのため、単に商品を知る(認知)だけでなく、自社の課題解決に必要だと確信し、決裁者や関係者を巻き込んで「購買に向けた意思決定を能動的に進める状態」へ変容してもらう必要があります。